「死後事務契約」をご存じでしょうか。信頼する第三者にご自身の死後に行わなくてはならない事務手続きを任せるための契約がこれに当たります。死後に発生する事務手続きは多岐に渡りますがが、こちらのページでは死後事務契約における必ず決めておきたいこと5つについて、ご案内をいたします。
死後事務委任で決めておくべき5つ
(1)葬儀や供養の方法
人の死後、最初に上がる問題はどういった葬儀や供養を行うかという事なのではないでしょうか。葬儀を執り行うといっても、「一般葬」「家族葬」「一日葬」「直葬」など、その方法は様々です。自分が希望する葬儀や供養とはどんなものか、そして、そのためにはどれくらいの費用がかかりそうか確認しましょう。そして、その内容を踏まえた上で、希望する葬儀社やプランについての明記を死後事務委任契約書に行いましょう。
いきいきライフ協会®では、頼る方がいらっしゃらないおひとり身の方などを対象に、葬儀や供養の手配を行っております。加えて、ご希望に応じて喪主としての対応やご遺骨の引き取りなどの対応も可能です。「ご家庭ごとのお墓」「永代供養墓」「合祀墓」「樹木葬や海洋散骨」など、納骨方法についても近年では様々な種類があります。ご自身が希望する葬儀や納骨方法について考えておきましょう。
(2)ご逝去後のお部屋の片付け
お部屋の片付けも、ご逝去後にすぐ発生する事柄の1つです。最後をどこで迎えるかは人それぞれですが、病院や入居施設、ご自宅など、どもであったとしてもすぐに考えて対応しなくてはなりません。家財処分については遺品整理業者等に依頼を行うケースが多いですが、最後をどこで迎えたとしても、最低限であってもまとまった費用がかかるので、お部屋を片付ける予算については確認しておく必要があります。(内容や住居の規模により5万円~40万円以上 目安)
(3)葬儀や供養、お部屋の片付けなど以外での希望や要望
死後事務の受任者は、死後事務委任契約の中で定めた事項の範囲内でのみ手続きを行う権限があります。それ範囲外に関しては実行する権限はなく何も出来ません。
ですから、その事をしっかりと踏まえた上で、受任者に希望する事柄は全て洗い出して、あらかじめ死後事務委任契約に明記しなくてはなりません。一例としては下記の事柄です。
- 行政への届出
- 保険や各種ライフラインおよび携帯電話契約の解約手続き
- 入院費や施設入居費などの精算 他
自分の希望する内容は必ず死後事務委任契約に盛り込みましょう。
(4)受任者を決定する
死後事務委任契約には、その希望内容の実現を誰にお願いするか、記載しなくてはなりません。そのお願いする相手を「死後事務受任者」と言います。
受任者の対応はとても負担が多い内容になるかと思います。たとえ親しい知人友人であったとしても、この内容全てをお願いする事は難しいと感じる方がほとんどなのではないでしょうか。
そこでお勧めしたいのが、専門家への依頼です。ただ、死後事務受任者が個人事務所の先生であった場合、現実問題で自身が亡くなったタイミングに受任者が確実に対応できるのかといった心配が残ります。いきいきライフ協会®であれば、法人として健全な運営を行っております。
(5)死後事務のために用意しておくべき費用
何を誰にお願いするか決まった後に考えておくべき事は、死後事務にかかる費用をどうやって用意するのかという事です。身元保証事業者は、預託金として死後事務にかかる諸費用を契約の際に預かっておくというケースが一般的です。死後事務には基本的に最低50万円程度の費用準備が必要とされています。80万円ほど用意できれば、予期せぬ事柄にも対応できるのでより安心です。
ところが予め預託金として、まとまった金額の準備が難しい方も、いらっしゃいます。そのようなケースでは「葬儀保険」の利用を検討いただきたいです。葬儀保険というのは、葬儀や供養・納骨といった費用を第三者が保険金として受け取ることができる内容で、保険加入には条件があるものの、費用としては月に数千円ほどの負担で、死後事務費用に備えることが出来ます。
いきいきライフ協会®では、提供する簡易的な死後事務パッケージ「らくしご」(らくらく死後事務委任契約)の中で、死後事務費用の捻出方法に応じて選べる下記の2プランをご用意しております。
- 預託金一括払いプラン
- 生命保険活用プラン
本ページでは、死後事務委任契約について色々なご説明を行いましたが、これ以外にも決めておける事柄は多岐に渡ります。
いきいきライフ協会®ではお客様のご希望を丁寧にお伺いして、ご自身が亡くなってから生前の希望を実現できるように、心を込めてお手伝いいたします。
些細なことでも構いませんので、少しでもご興味や関心、お悩みがあるという方はいきいきライフ協会浜松の初回完全無料相談でお客様のご意向をお聞かせください。皆様からのお問合せを心よりお待ち申し上げております。